看護学校(専門・大学) の面接ではどんなところを評価される?
看護専門学校や看護大学を受験する受験生にとって面接試験は未知の世界だと思います。
ここでは、看護学校(専門・大学)の面接試験で合格を勝ち取るために抑えておくべきポイントが分かります。
ポイントを抑えることで面接官の心を惹きつけることができます。そうすると大きな減点の回避につながり合格へ一歩前進します。
まず最初に理解してほしいことは、看護学校の面接は独特ということです。
それは、人物評価はもちろん看護師としての「適性」を面接官はみているからです。
面接官が審査する看護師としての「適正」は3つあると考えられます。
この「適性」が何かを知ることが面接試験を乗り越えるうえで重要になるのですが、その前に「適正」を審査する”面接官”についての確認です。
基本的に面接官は看護学校の教員です。看護学校の教員は看護師免許を持つ看護師でもあります。
つまり、面接官=看護教員=看護師ということです。
そして、看護師には共通した考え方があります。
「患者さん中心の医療が大事」という考え方です。
看護師=看護教員=面接官ですから、当然、面接官も同じ考え方をしています。
話を面接官が審査する「適正」に戻します。
もうお分かりになると思いますが、「適正」の1つ目に重要なのは「患者さん中心の医療が重要」という考え方の持ち主かということです。
「患者中心の医療」は当たり前ですよね。そう思った人も多いと思います。
当たり前に感じるかもしれませんが、「患者中心の医療」を強く意識することが大切です。
では、「患者中心の医療」とは何でしょうか。
これは、何のために看護をするのかという点にもつながりますが、、
全ては患者さんのためということです。
看護師になりたい自分をアピールするより、病気の患者さんに貢献したいとアピールする方が好印象につながります。
「患者さんのために、患者さんの気持ちになって考えて看護をしたい」という熱意や姿勢が伝われば、面接官はこの受験生は看護師の適正があるなと評価するでしょう。
患者さんにとって大事なのは自分の身体であり生活なんですよね。
私たちが、看護師の資格を取ったり、看護技術を習得したり、看護学や医学の勉強をしたいと思うことは患者さんにとっては関係ありません。
患者さんにとっては、自分の気持ちや辛さを分かって欲しかったり、身体的な辛さを軽減して欲しかったりするわけです。患者さんが求めていることを支援することが看護師に求められます。患者さんのニード(欲求)は患者さんの視点で考えないと分かりませんよね。
患者さんのことを第一に考えられる看護師さんになろうと意識してみてください。
この基本姿勢が理解できれば、あらゆる質問への回答も良い方向に変化していきますよ。
「医療現場で社会の役に立ちたい」「資格を取り自信をもって働きたい」などの回答は一見良い志望動機のようですが、この受験生は自己中心的かもしれないとマイナスの印象に働いてしまう可能性があります。「医療現場で患者さんが治療を受ける支えになりたい」「資格を生かして患者さんの力になりたい」などと患者さんの立場を思いやるような具体的な回答ができると良いい印象になると思います。
まずは患者さんです。
病む患者さんが少しでも楽になるように、その人らしい生活ができるように看護をしたいと考えられると良いですね。このような考え方であれば、おのずと評価は高まります。
残り2つの「適正」は別の記事でお伝えしようと思います。
