病院に向かう看護学生のバッグは一般人の想像を超えた重さですよね笑
看護学生にしか分からない重量です。
実習後にはアスリートのような強靭な足腰になっているのではないでしょうか。
冗談はさておき、私は10年間でたくさんの看護学生さんの実習指導をしてきました。
看護学生が持っている参考書を見る機会も多くありましたが..
そこで気づいたのです!
当時、この参考書は教員も持っていたほうが良いと思い、同僚の先生方に「疾患別看護過程」はとっても良い本ですよって教えてあげたのですが、なんと先生方はすでに購入して持っていました(笑)
私は、その時から疾患別看護過程をずっと愛用しています。
裏話ですが、皆さん実習で担当患者さんが決まったら必死に疾患やその看護を勉強しますよね。それは、教員も一緒で学生さんが担当する患者さんの疾患を調べます。でも、教員が担当する学生は複数人ですから効率よく調べたいです。そこで登場するのが「疾患別看護過程」です。この本は学生を指導するのに必要な内容が疾患ごとにコンパクトにまとめられているため、教員にとっても最強の一冊なんです。
教員が「疾患別看護過程」をみて看護学生を指導しているのですから、看護学生にとって間違いない参考書ですよね。
私が、みなさんにオススメする唯一の参考書は「疾患別看護過程」です。
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病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程 第4版 +病態関連図 [ 井上 智子 ]
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この参考書は、特に実習でのパフォーマンスが素晴らしいです。
医療系の参考書は高価です。
学生時代のお金は大切ですから、高価な参考書は厳選して購入してほしいと思います。
「疾患別看護過程」を購入することで余計な参考書が必要なくなりますよ。
ぜひ、浮いたお金で友達とスタバで楽しいひとときを過ごしてください。

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今回は「疾患別看護過程」が必要な理由と使用方法について解説します。
- 実習をスムーズに乗り越えたい人
- 無駄な参考書にお金を使いたくない人
- 必要ない参考書を何冊も背負いたくない人
チアうさ先生、「疾患別看護過程」をいつもオススメしますよね。
もしかして..出版社の人ですか?笑
ちょっと~ 違うわよ!!
私は出版社の回し者でも何でもないわ。。
本当に実習をうまく乗り越えるために必要な参考書だと思ってるの。
確かに参考書を持ってる人は記録ちゃんと書けてますよね。
この参考書は看護のポイントが網羅されてるから記録に役立つのよ。
使い方や注意点も説明するから一緒に確認してみましょう。
「疾患別看護過程」の特徴
私がオススメする唯一の参考書は「疾患別看護過程」です。
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病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程 第4版 +病態関連図 [ 井上 智子 ]
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「疾患別看護過程」をみたことある人も多いと思いますが、実習における有用性はかなり高いです。学校によっては指定図書になっている場合もあるので、その場合は使い方を一緒に確認していきましょう。
この本は、医学書院から出版されています。
驚くべきなのは、医学の専門家127名と看護学の専門家70名によって書かれていることです。数多くの専門家が得意とする疾患ごとに執筆しているところが他の参考書と大きく異なります。
各分野でよくお名前が登場する有名な先生方も多いので、信頼性も抜群です。
各科ごとに分かりやすく分類されていて、
掲載されている疾患がなんと「106」と非常に多いのが特徴です!!
私の経験上、実習で担当する患者さんの疾患をほぼ網羅しています。
「疾患別看護過程」をオススメする理由
私が「疾患別看護過程」をオススメする1番の理由
それは「看護」が充実しているからです。
看護学生に必要なのは医学ではなく看護です。
当たり前だけど、これが本当に重要なことです。
学生さんの持っている参考書をみると疾患に特化したものや、看護の内容が少ないものが本当に多いです。
看護の内容がほとんど載っていない参考書では、必要な看護を全て自分で考えなければなりません。優秀な学生さんでもそれは難しい作業になります。
「疾患別看護過程」は、疾患理解からアセスメント、看護問題、看護計画と流れるように十分な量の看護が記載されています。
ここまで完成された参考書は他にはありません。
看護学生に必要な”看護”が充実している
もう少し細かく「疾患別看護過程」の魅力をお伝えします。
看護学生が疾患を理解するのに十分な量の病態生理や症状、検査、治療法がコンパクトにまとめられています。これは、看護学生が陥りがちな深く調べすぎて記録が終わらないという現象を回避してくれる効果もあります。分厚い医学専門書で調べることを否定はしませんが、看護学生には時間がありません。効率を重視することも大切です。
さらに、病期・病態・重症度別にみた治療のフローチャートが載っていますので、担当した患者さんの病期と照らし合わせながら、行われている治療を理解しやすいと思います。
看護過程のフローチャートが観察項目(OP)⇒看護問題(看護診断)⇒看護目標⇒看護介入の順で載っています。つまり、担当した患者さんの疾患のページを開けば、あなたが実習中に行う看護のロードマップが広がっているわけです。
これは、本当にチート級です。
さらに、基本的な考え方の説明書きがあります。看護の方向性まで丁寧にまとめてくれているので、教員にとってもありがたいです(笑)
疾患は学習してよく分かったけど、それでどんな看護が必要なの?と頭を抱える必要はもうありません。
ケアは自分で考えるものという意見があるかもしれませんが、その概念は捨てたほうが良いと私は断言します。看護学の初学者は、示された必要な看護が理解できればそれで良いのです。その習得した知識を、次の患者さんでアウトプットできれば最高だと考えるようにしてください。
アセスメントの視点と根拠がまとめられているのも看護学生にとってありがたいです。アセスメントをする際には、情報収集から問題になる点をチェックするんでしたよね。
その時にアセスメントの視点を知っていると非常に役立ちます。そのアセスメントの視点をもちながら情報を精査すればよいからです。
アセスメントの根拠も記載されているのですが、これはアセスメントの4段階の原因の部分を記載する時に役立ちます。
まだアセスメントの書き方を読んでいない人は、ぜひ読んでくださいね。

看護問題リストがあり、考えられる看護問題が羅列してあります。しかも、丁寧に看護問題の横にはカッコ書きで、ゴードンの11の機能的健康パターンのどの項目に当てはまるのか書かれています。
ここまでしてくれる「疾患別看護過程」BY医学書院 様 には頭があがりません(笑)
各看護問題ごとにOP・TP・EPがあります。看護計画を立案する時に役立つのはもちろんなのですが、初めてバイタルサインに行く時にも役立ちます。バイタルサインでベッドサイドに行く時は、看護計画にさっと目を通して観察する点や注意点を確認しておきましょう。このような的確な観察ができると指導者と教員の評価は間違いなくあがります。
「疾患別看護過程」には病態関連図まで書いてあります。病態から看護問題の流れを掴むのに参考になると思います。ただ、実際の書き方は載っていないので、補足として次の記事を読んでもらえると良いです。

「疾患別看護過程」の活用方法と注意点
実習初日に担当患者さんが決まったらすぐに活用を開始してほしいのですが、まずは一通り目を通しましょう。看護問題が明記されているので、この疾患ではこんな看護問題が挙がるのねと全体を概観すれば、実習の見通しが立つので自信につながりますし、気持ちが楽になります。
基本的な活用方法は真似をすることです。
真似をすることは悪いことではありませんよ。看護学生にとって必要なことです。
はじめは模倣で良いのでとにかく記録を埋める作業をしていきましょう。
もし、担当した患者さんの疾患が「疾患別看護過程」になかった場合は、類似する疾患を参考にしましょう。
疾患としては別でも看護の方向性や看護介入がほぼ同じというケースは意外と多いです。
失望せずに類似する疾患を必ずみてください。
「疾患別看護過程」は最高の参考書なのですが、1つ欠点があります。
それは、実際の患者さんを扱っていないということです。←当たり前ですが..
つまり、看護問題が担当の患者さんに当てはまるかどうかは、やはり患者さんを看ないとわからないです。
担当している患者さんのことを知っているのは、あなたしかいません。
担当する患者さんのことを考えながら、活用してもらえると良いですよ。
おわりに
内容が充実し過ぎている分、重量は少しありますがそこはお許し頂きたいです。
「疾患別看護過程」を活用することで看護実習がスムーズになりますし、行うべき看護が見えて楽しくなると思いますよ。
余計な参考書を買わなくなって浮いたお金で、実習が終わったら友達とスタバ行って楽しんでもらえると嬉しいです。

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病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程 第4版 +病態関連図 [ 井上 智子 ]
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